巻末に近い終盤の「食と人間生命との関係」について述べている箇所がとても印象的。著者はこの本より数年前(平成5年)に『酒乱 米の生命が生きるまで』を出版しています。『死んでも生きている いのちの証し』という本は、『酒乱』に書かれた著者自身の半生や経緯を踏まえた「続編」だと捉えると、さらにわかりやすいかもしれません。
「死んでも生きている」というスピリチュアルな副題から、おそらく誰も「食」を連想しないでしょう。一般的な認識として「共時性」というテーマからも、「食」を連想する人は少ないかもしれません。しかし、人間の、少なくとも私たち日本人の「いのち」のシンボルであるといっても過言ではない稲やお米。本の表紙を飾る稲穂は、そのことを象徴しています。
随想(印刷版:全268ページ)
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米(食物・自然界)の生命愛に身も心も重ねることで、波乱万丈な人生もどんなに苦しい思いも澄み切ったものへと昇華した著者夫妻。その二人が遭遇した共振共鳴共時の記録は、「こころとは」「いのちとは」という命題に対する答えの証しです。